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気がつけばもう4月ですね。3月はいろんなことがバラバラにやってきては去っていくというひと月でした。

そのなかでも面白かったのは、国立劇場で落語をききにいったことです。3月中席ということで、噺家さん、漫才師さん、奇術に浪曲と、新しい発見と驚きに満ちていました。お勧めです。1時ごろから4時過ぎまで、落語家さん6人、曲芸、漫才、浪曲、奇術、全部で10人(漫才師は2人なので正確には11人)の芸人さんが入れ替わり立ち替わりで出てきます。飽きない飽きない。

浪曲を初めて生で聴きました。東家浦太郎さんの「山の名刀」という出し物でした。丁稚奉公していた主人公が年老いた親の面倒を見るためヒマを頂いて故郷に帰るお話です。途中道を間違えて山の中を奥へ奥へ行くというと、一軒の家が見つかる。助かったとばかりに訪ねると、女が出てきて、ここは山賊の隠れ家だ。早く逃げろという。間の悪いことに山賊が返ってくる。主人公はかくれたのだが案の定、見つかって大切な守り刀も全てとられてしまう。(どうしてかは分からないけれど)置いてあった錆び付いた刀を替わりにもらって家を追い出される。主人公は逃げ出す。逃げ出す主人公の背後から山賊が鉄砲を放つ。・・・しばらくたったある日。その山賊の家に主人公がひょっこり現れる。もらった刀がたいした名刀で、すごい値段で売れたので、お返しにきた。・・・・結局、山賊は幼い頃生き別れた主人公の兄だった。年とも不思議な巡り合わせではありますが、めでたしめでたし。というストーリーです。

これをコブシと抑揚の効いた浪曲でやられると、いいですね。舞台に向いた芸なのでしょうか。声と身振り、お囃子の三味線、合いの手、これだけでこんなに盛り上がるのはすごい。臨場感と再現力。これで十分です。テレビではこの魅力は分からないと思います。一遍、舞台にいったほうがいいです。

落語の話がまだでした。それはまたということで・・・